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アラキドン酸サプリは体質も考慮してから使用を

誰もが生まれながらに遺伝的体質を持っていますが、その体質は両親からそれぞれ引き継いでいます。
親から受け継いだ遺伝的要素の中には、脂質の摂り過ぎで肥満を発症したり、炎症が起きやすくなる、アトピーやアレルギー症になるなどといった厄介なものも含まれています。
近年注目されている「アラキドン酸」のサプリメントは、脂質に弱い遺伝的要素を持つ方にとっては要注意。
サプリメントを摂る前に必ずアラキドン酸の副作用をチェックし、健康に影響がないかどうか確認してから服用するようにしましょう。

・アラキドン酸と体質の関係
アラキドン酸を摂るうえでもっとも注意したいのは、「脂質の摂り過ぎ」です。
アラキドン酸は体に溜まらない不飽和脂肪酸の一種なので、一見摂り過ぎても問題はないように思えます。
しかし体に溜まりにくい反面、酸化しやすい脂肪酸なので、1日あたりの摂取量は総エネルギーのうち10%未満程度とされています。
しかも食事の中で十分摂取できるので、サプリメントを食事と併用すると、容易に過剰摂取になってしまうおそれも。
体質によっては肥満やアレルギーを招くおそれもあるため、自分自身の体質をしっかりとチェックしておく必要があります。

・アラキドン酸のサプリメントは最終手段に
サプリメントを飲まなければならないのは、脂質を一切摂らない方や食が細い方に限られます。
むしろ食事とサプリメントを長年にわたって併用すると、生活習慣病やアトピー性皮膚炎のリスクを高めるおそれもあり、健康にとっては逆効果に。
アラキドン酸はあくまでも食事から摂ること、摂り過ぎは健康に悪影響であること、バランスの取れた食事を心がけることの3点を意識しておくと安心です。

遺伝的体質は自分で変えることができない、厄介なものです。
しかし簡単に変えられないからこそ、自分の体質をしっかりと見極め、それに合った食事や栄養摂取を行っていくことが大切かと思います。
サプリメントも決して無駄なものではないので、栄養不足が心配な時などに活用して、上手に付き合っていきましょう。