魚料理

アラキドン酸サプリより食品摂取が望ましい理由

健康効果でたいへん注目されているアラキドン酸ですが、最近ではサプリメントが登場し、さらに話題となっています。
サプリメントはどこにでも持ち運べますし、足りない栄養素を手軽に補えるので便利ですよね。
しかし、アラキドン酸のサプリメントは必ずしも飲まなければいけないものではないのです。

・アラキドン酸は食べ物から摂取する
アラキドン酸は、基本的に食べ物から摂るのがベスト。
なぜかというと、サプリメントだけではアラキドン酸以外の栄養素が不足しやすく、さらにアラキドン酸の過剰摂取になってしまう可能性もあるためです。
肉や魚を程よく口にすればアラキドン酸が不足する心配はなく、むしろ食べ物に含まれるビタミン、ミネラル、アミノ酸などをまんべんなく摂取することもできます。
サプリメントはあくまで栄養補助にしか使えないアイテムで、食べ物とは異なるもの。
そのため、サプリメントに偏った栄養摂取は避けるべきなのです。

・子ども、高齢者もできるだけアラキドン酸を食べ物から摂る
自力で食事ができない赤ちゃんや乳児は、母乳や粉ミルクからアラキドン酸を摂るのが理想的とされています。
その理由には二つあり、先ほど述べたことと同じく、アラキドン酸以外の栄養素も摂取する必要があること、もう一つはサプリメントの摂取そのものが子どもの消化器官にとって良くないということです。
子どもはたっぷりと栄養を吸収して、大人の体へと成長しなければなりません。
アラキドン酸だけに偏って栄養を摂るのではなく、食事からいろいろな栄養素を摂らせてあげましょう。
同じく高齢の方も、食べ物がうまく咀嚼できない・好きなものだけに偏ってしまう・特定の料理ばかり食べるといった偏りが目立ちやすいのですが、魚や肉の缶詰などを利用して、できるだけ食べ物から栄養を摂るのが理想的です。

アラキドン酸のサプリメントはとても便利なアイテムですが、多用すると過剰摂取を招いてしまいます。
体に必要な五大栄養素はできるだけ食べ物から摂るようにして、健康的な食生活を送りましょう。