魚料理

アラキドン酸配合のミルクとは

赤ちゃん用の粉ミルクは、国産・外国産含め多くのメーカーから販売されています。
日本では厚生労働省によって基準となる成分が定められており、その基準にしたがって粉ミルクが開発・製造されています。
きちんと一定の基準に則って製造されているため、どのメーカーも栄養素の配分にほぼ変わりはありません。
しかしここで注目したいのが、「アラキドン酸」という成分です。

アラキドン酸入りのミルクは赤ちゃんの成長を助ける
アラキドン酸は多価不飽和脂肪酸であり、人間に必要な「必須脂肪酸」にも数えられています。
体内に入ると生体調整ホルモンや細胞膜の材料となり、脳機能(記憶回路)を正常に保ち、血中ではコレステロールの値を低下させる作用などがあります。
赤ちゃんにとっては記憶力や言語力の成長に欠かせない栄養素といわれ、子どものうちから摂取することで、脳機能が正常に成長していくといわれています。

・赤ちゃんにはアラキドン酸入りのミルクがおすすめ
アラキドン酸は肉や魚などの動物性の食品に含まれているので、離乳食が食べられるようになれば自力で体内に補うことができます。
しかし赤ちゃんの場合はまだミルクのみの食事に限られるので、アラキドン酸を配合した粉ミルクで栄養を補ってあげるか、お母さんがアラキドン酸を含む食事をとって母乳で与えてあげるのが理想です。

アラキドン酸は必須脂肪酸の一種で、子どものうちから継続的に摂ることで脳の発達が期待できます。
すでにアメリカで行われた研究では、子どもの問題解決能力や言語能力に役立つという結果も出ており、粉ミルクや母乳からしっかりとアラキドン酸を与えてあげることが大切です。
万が一お母さんが母乳からアラキドン酸を与えられなくても、国内で販売されている粉ミルクの中にはアラキドン酸を含んだ製品があります。
母乳と粉ミルクの両方をじょうずに使い分けて、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしてあげましょう。
アラキドン酸入りミルクは子猫に与えても良いでしょう。