魚料理

食品よりアラキドン酸サプリの摂取が望ましい場合は?

脳機能の維持や改善に効果があるとされる「アラキドン酸」は、出来る限り食品から摂取した方が良いといわれます。
しかし中には、食事ではなくサプリメントが活躍する状況というものも存在します。

・アラキドン酸サプリの活用方法
アラキドン酸が圧倒的に不足するのは、肉・魚・卵が食べられない場合です。
たとえば栄養補助食品だけで一日を過ごしたり、食べ物が食べられない時、病後でほとんど食べ物が口にできない時にも活躍します。
人間以上に動物性たんぱく質を必要とする犬や猫などは、食事にアラキドン酸を混ぜてあげることで病気にかかりにくくなったり、被毛や皮膚の状態が改善することがあります。
小食で食べ物がほとんど食べられないご高齢の方にも、アラキドン酸のサプリメントが役立ちます。
固くて食べにくい肉や魚は高齢者にとっては辛いもので、何かと避けて通りがち。
しかしサプリメントなら脂質を外から手軽に補えるので、栄養の偏りを防ぐことができるのです。

・過剰摂取に要注意
サプリメントは基本的に食事ができない時や、栄養が偏っている時に飲むもの。
つまり、食事が十分摂れている日には飲む必要はありません。
アラキドン酸は薬ではないので、食前・食後に関わらずいつでも摂取することができます。
しかし肉や魚などに豊富に含まれる成分であるため、サプリメントと食事を同時に摂ると「過剰摂取」が起きる可能性も。
脂質の過剰摂取はいうまでもなく健康に悪影響であり、疾病にかかるリスクを高めたり、脂質の摂りすぎからアレルギーや肥満を招く可能性もあります。
アラキドン酸に限らずすべての脂肪酸については、サプリメントありきではなく、できる限り食事を優先するようにしましょう。

いくら手軽に栄養補給ができるとはいえ、なにもかもサプリメントから補うのは、健康上良くありません。
すべての動物は食べて栄養素を吸収するように出来ており、サプリメントだけで生きていくのはほとんど不可能です。
好き嫌いをせず、できるだけいろいろな食品から栄養を摂ることが、健康への最短ルートになるのです。
また、アラキドン酸サプリメントは原料をよく確認して購入しましょう。