魚料理

卵に含まれるアラキドン酸

アラキドン酸は肉や魚の他にも、鶏卵や魚卵などの卵に豊富に含まれています。
肉も魚もほとんど食べない、または好き嫌いがある方でも、卵なら比較的口にしやすいのではないでしょうか。

・卵料理でアラキドン酸を補う
鶏卵1個に含まれるアラキドン酸量は、約86mg。
1日の必要摂取量が約100mg~150mgといわれているので、卵1個でも十分にアラキドン酸が摂取できます。
卵はそのまま生の状態で食べても良いのですが、サンドウィッチや厚焼き卵など、いろいろな方法でアラキドン酸を補給することもできますね。
日本人の伝統的な和食スタイルと、欧米風の洋食スタイルのどちらにもマッチするので、卵はとても使い勝手の良い食材といえるでしょう。
また、肉や魚が食べられない方やお子さん、ご高齢の方でも卵なら気軽に口にできます。
アラキドン酸と良質なたんぱく質がしっかりと補えるので、栄養不足が気になる時はぜひ卵をメニューに加えてみてください。

・アラキドン酸を含む卵の種類
鶏卵(生卵)1個には約86mgのアラキドン酸が含まれていますが、他の卵はどうでしょうか。
鶏卵(ゆで卵)1個には70mg、烏骨鶏の卵1個には112mg、うずらの卵1個には13mg、鶏卵(厚焼き卵)1個には72mgのアラキドン酸が含まれています。
簡単にいえば、生卵の方が調理済みの卵より多くのアラキドン酸が摂れるということですね。
良質な脂肪酸をたくさん摂る必要がある場合は生卵の方が良いのですが、肉など他の食材からもアラキドン酸が摂れる場合は、調理済みの卵でも問題ありません。

飽食の時代ともいわれている現代の食生活は、卵だけに限らず肉を食べる割合も増えています。
いろいろな食材が手に入りやすくなったこともあり、知らない間にアラキドン酸を過剰摂取している方も少なくありません。
バランスの良い食事こそが、健康を末長く保つ秘訣です。
食事には野菜や果物なども適度にプラスして、偏りのない食事を心がけていきましょう。