魚料理

アラキドン酸は不足する心配がない?

現代人の食生活は油ものや肉類を中心に、欧米化しているといわれています。
実際にレストランやファストフードで出されるメニューを見ても、魚メインのメニューより、肉を使ったメニューの方が多いですし、価格も安く手軽に食べられるメリットがあります。
そんな中で気になるのが、アラキドン酸の摂取量です。
果たして現代人が摂取する食事の中では、アラキドン酸は体に必要不可欠ですが、不足する心配がないのでしょうか。

・アラキドン酸と現代人の食生活
アラキドン酸は肉にも魚にも含まれている脂肪酸の一種で、体内に入ると脳や全身の細胞膜などに入り、細胞を活性化させたりホルモンの材料になるなど、人間の生命維持になくてはならない存在として活躍します。
私たちが毎日のように口にしている肉や魚にも、それぞれアラキドン酸が含まれており、3食きちんと食べていればアラキドン酸が不足する心配はほとんどないといわれています。
逆に、3食すべてが炭水化物や野菜やフルーツだけという人は、脂質が不足しアラキドン酸も欠乏している可能性があります。
とはいえ一生涯炭水化物だけ、フルーツだけという訳にはいかず、どこかで肉や魚などの動物性たんぱく質も口にしなければなりません。
どこかで良質な脂質を摂取しなければ、人間の体は急速に衰えていってしまいます。

・サプリメントでアラキドン酸を補う
仮に脂質がまったく摂れない環境でも、サプリメントを利用すればアラキドン酸を外から補うことができます。
ただしサプリメントの使用はよほど栄養摂取が偏っている場合に限り、それ以外はできるだけ食品から補わなければなりません。
健康のためには、アラキドン酸に限らず、ビタミンやミネラルなどの栄養素もバランス良く摂取していく必要があります。

肉の消費が多い現代人の食生活の中で、アラキドン酸が不足する心配はほとんどありません。
しかし、事情があってどうしても食事が偏ってしまう場合は、サプリメントを使って足りない栄養素を補ってあげましょう。