魚料理

肉に含まれるアラキドン酸

アラキドン酸は肉や魚に豊富に含まれている脂肪酸で、サプリメントを飲まなくてもふだんの食事から十分に摂取できるといわれています。
現代人の食生活は欧米化の傾向にあり、魚よりも肉の消費量の方が上回っています。
そのため、アラキドン酸を摂取しようと思ったらお肉をメニューに加えてあげるだけで良いのです。

・肉料理でアラキドン酸を補給する
牛肉100gに含まれるアラキドン酸の量は、脂肪が付いた状態で約35mg。
赤身肉の場合、100gあたり約40mgで、脂肪付きの肉よりもさらに栄養価が高いことが分かります。
一日のアラキドン酸の必要摂取量が約100mg程度なので、100gのお肉とそれ以外のおかずや付け合せなどのメニューを食べれば、ほぼ100mgに到達できると考えられます。
牛肉以外ではレバーや豚肉、鶏肉にも豊富に含まれているので、日ごとにお肉の種類を変えて食べるのもオススメです。

・肉の食べ過ぎには要注意
アラキドン酸は脳の機能を正常化したり、コレステロールを低下させる作用があるといわれていますが、だからといって肉ばかり食べていいというわけではありません。
肉料理は食べ過ぎると脂質の摂り過ぎから生活習慣病を招くおそれもあり、好きなものだけに偏った食事はたいへん危険です。
どんな食材もそうですが、適量を守ることが健康への一番の近道です。
肉が大好きで、肉料理ばかり作って食べている方は、たまには魚や海藻類、野菜などをメニューにプラスして、肉中心の偏ったメニューを見直してみても良いかもしれません。

アラキドン酸をお肉から摂る場合は、脂肪の少ない赤身肉を中心に選ぶと良いでしょう。
カロリーが気になる方や、脂質をできるだけ抑えたい方は鶏肉に替えたり、蒸し料理などにして脂を落としてから食べる方法もおすすめ。
動物性たんぱく質を含む肉類は、食べ過ぎると脂肪になりやすい食材ですから、油の摂取は極力抑えつつ、アラキドン酸だけを上手に摂取していくことが大切です。